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2017.05.09 Tue

インディバについて

I.「温める」ことの重要性

 正常な体温は、人間の生命の源とも言えます。冷えは身体の様々なネガティブな変調を起こします。したがって、冷えを改善し正常な体温保持ができる事により、必然的に免疫力や抵抗力を増強できるのです。例えば、痛みの急性期は「冷却」療法を行い、痛みや腫れを緩和させますが、治す段階では「温熱」両方に変えます。インディバの場合は、当初の急性期から「非熱作用」で行い、急性期(約72時間後)が過ぎたら「温熱作用」に切り替え、早期回復が期待できるのです。

冷えからくる病気は多々あります。人間の正常な体温は約36.5度ですが、1度下がるとガンが発生しやすいレベルとなり、36度より少し下がるだけでも多くの病気の発生率が上がります。体温が下がることは、アトピーやその他の皮膚疾患、生理不順や性疾患、肥満症、内臓脂肪症候群、消化器、循環器系疾患など数え切れないほどの病気の元凶なのです。

人間から温熱を取り除いたら必ず死に至るのです。従って、代謝による体温の発生や体温保持ができる体質改善は年齢に関係なく必要となります。

 

ヒトの熱調節機能

内温性動物であるヒトは、生体の熱調整機能が働きます。体内熱を大きく分けると、

1.代謝で生じる熱

2.体外の温度を吸収(毛細血管より)する熱

3.体内で発生する「ジュール熱」(物理的熱発生)

に分けられます。

熱は血流による運搬や細胞間の伝達により皮膚からの放散、呼吸や汗で消化していきます。気温の高低差にも影響されますが、これは人体に体温調節機能があるからです。

 

体外熱源と体内熱源の違い

さて、「温熱療法」といいますと、まずは、温泉やサウナを思い出しませんか?

過去に「この温泉は体の芯まで温まる、いいお湯だなぁ!」と、ご自身が感じたこともあるでしょう。それは「温泉の温度が体の中にしみ込んできた」と、本当にご自身が感じたからです。

そこで、「インディバ」による温熱の熱源と温泉の熱源についてご説明致しましょう。温泉の熱源は体の外(温泉の温度)だということはお分かりだと思います。対して「インディバ」の熱源は、実は、そのほとんどが体の中で発生しているものなのです。とはいっても実感がなければピンとこないかもしれませんね。

そこで、お聞きします。あなたの平均体温は春夏秋冬を通じて同じですか?

冬と夏の気温は25度以上の差があり、寒い冬は体温も低下し、暑い夏は体温が上昇してもおかしくありません。しかし、平均体温は変わらないのです。なぜでしょうか?実は、人体は、体外の温度差の影響(体温調節機能が働く)は受けますが、体外にある熱を体の中には浸透させない強い抵抗があります。もし、体外の熱が浸透してしまえば、95度前後という高温のサウナは明らかに危険な温熱療法ではないでしょうか。

今まで皆様がご存知だった温熱療法(温泉、サウナ、岩盤浴など)の熱源は全て体の外にあります。皆様が感じる「体の芯まで温まる」は、温泉のお湯の温度が体の中にしみ込んできたのではありません。それは「錯覚」だったのです。皮膚表面近くにある毛細血管が体外の熱を吸収し、温かくなった血液が血管に運搬され、数十分もすると体全体の血液が温まり、組織に温度を伝達していくのです。それが「芯まで温まる」と勘違いされていたのです。

しかし、それらの熱は20〜30分で体外に放散されてしまいます。温泉の温度もさまざまですが、だいたい40〜43度です。気持ち良い、ほどほどの温度ですから、サウナのように表皮に急激に熱さを感じるのと異なり、ゆっくり温まる感じの方が強いのです。したがって、温泉では「芯まで温まる」と言いますが、サウナでは汗を短時間にびっしょりかいて「サッパリした」「気持ちよかった」とは聞くものの、「芯まで温まる」という感想はほとんど聞きません。

もう一つ例を挙げてみましょう。赤道直下の熱帯(気温35度〜40度)に住む人達と北極(零下20度〜30度)に住むエキスモーの体温は同じだと思いますか?気温差は60度以上もあるにも関わらず、実は、両者とも体温は同じなのです。よって「芯まで温まる」理論は当てはまりません。

次に「インディバ」の熱源について説明しましょう。「インディバ」の熱源は体内で発生するもので、その熱は「ジュール熱」と呼ばれます。「インディバ」機器から透過される高周波エネルギーが、細胞組織それぞれに「ジュール熱」を安全レベルで発生させることで、代謝が大幅に促進します。

 

インディバの「ジュール熱」とは

体内で発生する「ジュール熱」について少々説明します。

「ジュール熱」とは、簡潔に説明すると高周波電流(電磁波エネルギー)が細胞の分子を移動させて生じる「摩擦熱」(生体熱)とも呼ばれる熱で、細胞の抵抗値や吸収率によって熱の発生が異なります。

肩凝り時などによく使用する電気的なピリピリを感じる小さな機械をご存知ですね。低周波を使った機器です。「低周波」は人体にあのような「刺激作用」が生じますが、「高周波」は人体に「温熱作用」が生じる特徴を持っています。

「インディバ」はよく、家庭で使用している「電子レンジ」と比較されますが、まったく異なる高周波を使用しています。同じように熱が発生しますが、電子レンジは何と約2000メガヘルツ(1秒間に20億の波)の高周波を使用しています。これくらい超高周波(マイクロ波)の周波数帯になると、どのような物体にもエネルギーを集中させることができるので、強い熱が生じます。

それに比べて、「インディバ」が使用している周波数は「1」にも達しないたった0.0448メガヘルツ(1秒間に448000の波)の高周波を使用しており、1本が人間の背丈よりも長い波なのです。この高周波で生じるジュール熱により体内組織の温度を一時的に1〜7℃上昇させることが可能です。つまり自身の身体の中から温度を上昇させることになり、これが「インディバ」独自の「深部加温」なのです。手術などにより体内に金属プレートやボルトを取り付けられている、または、いかなる細胞以外の異物が体内にあっても、それらに熱は生じません。「ジュール熱」は、生きた細胞でしか熱が発生しないのが特徴です。

 

II.「インディバ」だからできること

ユニークなインディバトリートメント

「インディバ」は現在、日本において美容・医療(美容形成、皮膚科、統合医療など)・スポーツ分野で主に使用されており、幅広い用途があります。「インディバ」のトリートメントは、外面上のトラブルケアだけではなく、根本的な内面のケアが可能な機能が備えられています。しっかりした代謝を可能にした上で体温保持しなくては、お望みの「美」を手に入れることも、「トラブル」の改善も期待できません。

少子高齢化も重要な社会問題となっており、今後ますます重要視すべき「予防」をもターゲットにする、「インディバ」に期待してください。

お元気な老人社会=「生活の質」(QOL)の向上。「健やかに美しく」はもう夢ではありません。そして、健康寿命の延伸(メタボ&ロコモ予防)、健康寿命と平均寿命の短縮により家族への負担を軽減させるという目標は、社会に貢献する次世代機器と言えます。

「予防美容」

〜その重要性をご存知ですか?〜

高齢化社会に突入した日本は、世界の近代国家には稀な少子化という問題も抱え、少子高齢化は日本の重大な社会問題となってきています。このような状況下で「予防医療」が注目されてきているように、美容分野においても、近年、老化予防や若返り療法が重要視されるようになり、「生活の質」(QOL)の向上を目指しています。

「若返り」や「抗老化」の具体的対応策として、自然治癒力・抵抗力の向上を兼ねた、次世代に欠かせない「予防美容」のケア法が多くの専門分野で研究されています。

更年期にあたる30歳代後半から40歳代のさまざまな障害を、いかに軽くスムーズにパスするかが第一ステップです。そのためには、内分泌系や自律神経系バランスの調整、免疫力を高め、自己の治癒力・抵抗力をつける事が重要であり、適切なサプリメントや予防医療の選択もお勧めしますが、基本はまず「正常な体温」なのです。

社会・生活環境の悪化が秒刻みで進んでいる今、ストレスも多く抱え込むことになり、これが病気・美容トラブルの原因になることは明らかです。「予防」を一層心がけましょう。

 

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